SNSについて思うこと
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SNS について思うこと
社の SNS ルールが最近更開されて,会社側から説明されたぶんも含めて要約すると
「SNS やってもいい,いやどんどんやれ.でも節度はもって.あなたは大人なんだから気をつけようね」
という感じ.
イケイケの SaaS 企業なので社員がネット上でキラキラしているぶんいは宣伝にもなるし,全然 OK というスタンスなのでしょう.
これ自体にはとくだんなにも思いはなくて,いくつか SNS について思ったことをメモしておく.
総じて今のインターネットは小さく失敗するということが難しいな,と思う.
黒歴史ノートや過去のイタい言動,昔の彼女とのやりとりやら写メやらが,インターネットだと発信した瞬間にどこからでも参照できる状態になってしまう.
せやからよくよく考えて行動せよ,という話なんだけど も,みながみな,常に思慮深く慎重に慎重を重ねて・・ということが出来るなら,たぶん人類はここまで繁栄も進歩もしていないものと思われる.
僕らは失敗からしか学ばないから.
僕自身は炎上経験はないのだけれど,それでもネトゲの匿名掲示板で叩かれたり,
mixi で言葉尻の喧嘩になったり,チャットの何気ない発言がもとで決定的に仲違いしたりと
人並みの失敗はしてきている.
そういうのを積み重ねて,今では Twitter の書き込み時には何回か見直すし(・・という割に中身のある投稿になっていないのはごめんなさい)
Slack 上のやりとりなんかもだいぶ気をつけているとは思う.社のコミュニケーションの大家みたいな先輩に褒められたことがあるので
たぶんある程度は出来ている・・はず.
でも,最初から出来ていたというよりはそれなりに失敗してきたから学んだ,という側面が大きい.
けれども小さく失敗するのは難しい,というのは先に書いたとおり.
会社としてはなるべく啓蒙して,ルールで縛って,最後は「当社の人間が誰かの逆鱗を無造作に撫で回したりしませんように」と
祈るくらいしかできない.
この手のルールや説明を聞くのは面倒なので嫌いなんだけれども,こう考えると情報セキュリティ部門の人の
心労も察せるというものだ.
話は変わるんだけども,金盾とか激化するサイバー攻撃とか見ると,
もう数年でインターネットは国ごと地域ごとレベルの小さなネットワークに分割統治されていく時代がくるような気がしている.
(もしくはとっくにきているの かもしれないけども)
そのときには,小さく失敗するためのセーフネットのような仕組みも統治に組み込まれるならそれもいいな,と思わないでもない.
いやでもどうかな・・?